「未必のマクベス」読了
「未必のマクベス」早瀬耕
初めて読む作家ですぐ文体馴染む人ってなかなか出会わないけど、この作家さんはサラサラ読み進む。車のカゴに大量に積んでいながらも頭数頁で放置されてる本たちよか少なからず読みやすい。理由は思うにこの方、村上春樹好きではないかと。端々にチラつく春樹感。ハードボイルド(??)系小説の割にキレイで滑らかな文体、主人公の無自覚な大物っぷり選ばれし者感、女性の絡み方、メタファー、暗示、、ん?ってメタファーと暗示ってほぼ一緒??そういう意味で、なんと言うか、鼻につく部分はあるものの(笑)春樹さんの文章結局すきなわたくしとしては、同じ匂いを感じずにいられないこの方の本も容易く引き込まれ分厚い文庫本をすんなり読めた。珍しく手を出したミステリー?小説。
人物設定的には、兄が海外出張でも行ったときに読むのにちょうど良さそうだから、ブックオフ持っていかないで今度あげようっと。いろいろ縁起でもないけど(ネタバレ 笑)
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