キツネとヘビ
「大切なものは目に見えないんだよ」
父の日、『星の王子さま』読了。
人生において節目節目に人からもらう忘れられない言葉ってある。
ふとした時に思い出して、それが自分の支えになったり自信になったりする。生きていく上でその後の人生に左右するようなこともあれば、全く知らない人から急にかけられたささやかな言葉だったり、本の一節だったり、人からすると大したことない言葉だったりもするんだけど。そんな他愛もないことが、これからも多分一生わたしを励まして側にいてくれるんだろうなぁ。
星の王子さまは、そんな本。
わたしにとっては星の王子さまも、聖書(高校生以来に今触れる機会がある)も、共通して哲学みたいなもの。忘れてはいけない心を思い出させてもう一度教えてくれる。心洗って、自分にとって本当に大切なのはなんなのか、洗い出してくれる感覚。
今心身ともに余計なものが削ぎ落とされている分、クリアな感覚が日々の生活に飲まれると忘れちゃうのは本当に本当に簡単なんだけど、どうにか抗いたい。どんな状況下にあろうと、片足突っ込んでようと、目に見えない大切なものを思い出せる人でありたい。
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